消防団・女性防火クラブ・防火安全協会
館林地区消防組合消防団について
消防団の位置づけ
消防団は、消防組織法に基づいて各市町村に設置される消防機関ですが、当組合の場合は組合消防団として設置されています。
消防団員は、普段は様々な職種に就いていますが、火災などの災害発生時には自宅や職場から災害現場に駆け付け、その地域での経験を生かした消火・水防活動等を行う、非常勤特別職の地方公務員です。また、それぞれの地域における消防防災のリーダーとして、平常時・非常時を問わず地域に密着し防災に強い安全安心なまちづくりに欠かせない重要な役割を担なっています。
館林地区消防組合消防団の組織について
館林地区消防組合は館林市・板倉町・明和町・千代田町・邑楽町の1市4町で構成されています。これら、それぞれの市・町に消防団があり、館林消防団・板倉消防団・明和消防団・千代田消防団・邑楽消防団が組織されており消防団員の定数は668名で、各消防署に団本部と担当事務局(消防団係)、各地区に分団又は班があり、消防団員が集合待機するため、また災害活動に必要な資機材や消防車両を格納するための消防団詰所が49箇所あります。
また、消防団が保有する消防車両は、消防団指令車4台、消防ポンプ自動車(CD-Ⅰ型)43台、小型動力ポンプ付積載車6台の計53台となっており、その他に震災用の可搬式小型動力ポンプや救助用ゴムボートなども装備しています。
消防団の組織図
館林地区消防組合消防団の紹介
館林消防団
消防ポンプ自動車(CD-Ⅰ型)12台
小型ポンプ付き積載車 6台
消防団指令車 2台
事務局:館林消防署消防団係
(館林市赤生田町4050-1)電話0276-72-8369
板倉消防団
消防ポンプ自動車(CD-Ⅰ型) 5台
消防団指令車 1台
事務局:板倉消防署消防団係
(板倉町大字板倉3427-5)電話0276-82-1138
明和消防団
消防ポンプ自動車(CD-Ⅰ型) 6台
事務局:明和消防署消防団係
(明和町南大島265-1)電話0276-84-3131
千代田消防団
消防ポンプ自動車(CD-Ⅰ型) 8台
事務局:千代田消防署消防団係
(千代田町大字萱野1218-1)電話0276-86-3202
館林地区消防組合消防団の主な活動
火災などの災害活動のほか、地域の防災リーダーとしての活躍が期待されています。
1 災害活動
火災時の消火活動、水害時の水防団活動、地震やその他の大規模災害時の救助・救出活動、その他警戒巡視、避難誘導など
2 訓練活動
ポンプ操法大会、防災訓練、活動訓練、水防工法習得講習、救命講習など
3 啓蒙活動
火災予防運動、街灯PR活動、歳末警戒など
4 各種式典
消防隊出初式、消防隊秋季点検など
館林地区消防組合消防団員の主な待遇
館林地区消防組合では、消防団員には、活動を行うために必要な被服や装備品が貸与されます。また、出動や活動に応じて手当等が支給されるほか、消防団活動によりケガ等をした場合には公務災害補償などが受けられます。
1 報酬(年間あたり)
団員 | 班長 | 副分団長 | 分団長 | 副団長 | 団長 |
55,000円 | 70,000円 | 109,000円 | 163,000円 | 209,000円 | 289,000円 |
このほか、災害活動費(出動手当)、運営交付金等の支給があります。
2 消防団員公務災害補償、消防団福祉共済
消防団員が公務中、負傷、疾病、傷害又は死亡といった身体的な損害を受けた場合、その程度により給付種別の補償金や共済金が給付されます。また、公務外においても共済金等が支給される場合があります。
◇ 「消防団員等公務災害補償等共済基金」
◇ 「消防団員等福祉共済のしおり」
3 自動車免許(準中型)取得補助金制度
自動車免許改正により、消防団車両を運転するのに必要な準中型自動車免許取得の補助を受けることができます。
4 退職報償金
消防団員を5年以上続けると、階級及び勤続年数に応じた退職金の給付があります。
◇ 「消防団員退職報償金」
5 表彰制度
消防団員は、水火災現場等の特に危険な状況で、身命の危険を冒して、住民の安全安心のため災害の防止や軽減等に努めることから、勤続年数や功労に応じて各種の表彰が授与されます。
表彰の種類:叙勲・褒章・消防庁長官表彰・日本消防協会表彰・群馬県消防協会表彰
◇ 組合管理者表彰・消防団長表彰など
6 被服貸与
消防活動に必要な被服を団員一人一人の体型にあったものを館林地区消防組合から消防団員に貸与しています。主なものとして制服・制帽・盛夏服・活動服・アポロキャップ(活動 服用帽子)ヘルメット・防寒衣・カッパ・編上げ靴・ゴム長靴・皮手袋などが貸与されます。
◇ 支給品に、個人の他、各分団、班への配布もあります。
7 消防団互助
館林地区消防組合消防団では、日頃の消防団活動を支える消防団員のご家族の方に、家族慰安会として様々なイベントや日帰り親睦旅行等の支援などを行っています。また、群馬県内には「ぐんま消防団応援の店」があり、消防団員の方やそのご家族に優遇サービスが提供されます。
◇ 「ぐんま消防団応援の店」
事業所による消防団員の推薦制度
館林地区消防組合では、全国的に不足している消防団員を確保するために、組合管内(館林市・板倉町・明和町・千代田町・邑楽町)にある企業・事業所に対しまして、従業員等の方の館林地区消防組合消防団への入団支援のご協力と入団希望者の推薦をお願いしています。
■ 消防団員の雇用や消防団活動に協力している事業所の利点について
◇社会貢献が広く認められ、社会的評価や信頼性が高まります
消防団員を複数人雇用しているなど、消防団活動へ積極的に協力している事業所を認定し、公表する「消防団協力事業所表示制度」により、事業所として消防団活動に協力することが、その地域に対する社会貢献及び社会責任として認められ、当該事業所の社会的評価や信頼性の向上に繋がります。
「消防団協力事業所表示制度」
消防団協力事業所一覧
事業所の名称 | 所在地 | 認定年月日 | 有効期間 |
邑楽館林農業協同組合 | 館林市赤生田町846 | 令和3年3月1日 | 令和7年5月31日 |
松島興業株式会社 | 館林市足次町10-3 | 令和元年12月20日 | 令和8年1月31日 |
DICグラフィックス株式会社群馬工場 | 邑楽郡千代田町昭和 1 | 令和2年12月10日 | 令和7年5月31日 |
正田醤油株式会社 | 館林市栄町3-1 | 令和3年3月10日 | 令和7年5月31日 |
1 群馬県物件等競争入札参加資格に係る格付で、消防団員の雇用があると主観点が加点されます。
2 群馬県建設工事請負業者選定で、役職員に消防団員がいると主観数値が加点されます。
3 ぐんま電子入札共同システムを利用している市町も同様です。
「群馬県庁HP」
物件
建設
◇資格の取得ができます
1 「防災士」資格が取得できます。
※一定の階級以上の条件がありますが、特例により取得要件が免除されます。
2 「防火管理者」「防災管理者」として認められます。
※市町村の消防団員で、3年以上管理的又は監督的な職にあった者。
3 「準中型自動車運転免許」の取得費用の補助
※補助金交付後5年程度の消防団在籍を条件としています。
◇防災対策の強化につながります
消防団員は、地域の防災リーダーとして活躍しています。事業所の防災担当として、防災意識を高めるとともに、防災に携わる従業員の育成にもつながり、職場における防災対策や一層の充実が図られます。
■ 事業所による消防団員の推薦の手続き
◇事業主からの推薦について
1 従業員の方で、消防団員になってもよいと思っている方
2 18歳以上の健康な方
※必ず、本人の意思を確認してください。
◇推薦を受けた方の名簿について
1 ご本人に「入団希望者推薦書」に必要事項を記入してもらってください。
2 「入団希望者推薦名簿」を作成してください。
3 「入団希望者推薦書」と「入団希望者推薦名簿」を消防団事務局(消防署)へ提出してください。
※推薦を受けた方が、必ず消防団員になるとは限りません。
◇事業所の連絡窓口について
1 推薦を受けた方への連絡窓口を教えてください。
2 地域の消防団(分団)からの勧誘について連絡をいたしますので、ご協力をお願いいたします。
◇消防団(分団)からの勧誘について
1 消防団(分団)員が勧誘に伺います。
2 推薦を受けた方に、消防団についての説明をいたします。
3 入団の可否について確認をいたします。
※団員の充足状況等により、必ず勧誘に伺うとは限りません。
◇消防団への入団について
1 市長又は町長の承認をいただきます。
2 消防団長が任命いたします。
◎意思の確認について 意思確認が困難でしたら、消防団に興味のある方や、消防団員に向いていそうな方など、入団の可能性がある方をご連絡していただければ、消防団事務局でお聞きすることもできますのでお問い合わせください。 |
○消防団員推薦書類
担当:消防本部警防課、各署消防団係
1 事業所による消防団員の推薦について | ||
2 入団希望者推薦書(様式1) | ||
3 入団希望者推薦名簿(様式2) | ||
4 入団勧誘等結果報告書(様式3) |
■ 事業所による消防団員の推薦等の基本的事項
事業所による消防団員の推薦に関する基本的な事項は、以下のとおりとなっています。
◇入団について
1 推薦をする事業所は、所在地が館林地区消防組合消防団管内にある事業所といたします。
2 入団者は、基本団員とします。
3 被推薦者が、館林消防組合消防団管外に住所がある方の場合は、基本的には事業所等の所在地の消防団に入団します。ただし、本人の所在地以外の消防団への入団希望があった場合には、協議の上決定するものとします。
4 被推薦者が、館林地区消防組合消防団管内に住所がある方の場合は、住所のある消防団、事業所のある消防団、いずれかの消防団への入団ができるものとし、入団先は本人の希望を考慮し協議の上決定することとします。
◇勧誘について
1 消防団(分団)からの勧誘は、推薦を受けたのち必要に応じて実施するものとします。
2 窓口への連絡は、消防団(分団)又は消防団事務局のいずれかが行うものとします。
3 勧誘活動の有無にかかわらず、結果を「入団勧誘等結果報告書」により推薦者並びに推薦者に報告します。
消防団員 募集中
館林地区消防組合消防団では、今、消防団員を大募集しております。
全国各地で、各種災害が発生する中、様々な形でのボランティア活動がありますが、こうした活動に興味をお持ちの方は、ぜひ、地元の消防団活動から始めてみませんか?
消防団に参加することで、災害に対する知識や経験を積むことができるとともに、経験年数によっては、勤務先の事業所等で必要な資格の取得や救命講習を受けることができます。
※ 準中型自動車免許、防災士、防火管理者など。
また、複数人の消防団員が勤務している事業所は、官公庁の発注業務への参加資格等に有利な場合があるほか、「消防団協力事業所」として認定され、地域の防災に貢献していることが広く広報されます。
女性防火クラブとは
女性防火クラブは、家庭での火災予防の知識の習得、地域全体の防火意識の高揚などを目的に地域で活動している組織です。その活動については地域密着型のボランティア組織として、女性ならではの視点を持ち、他の団体機関等との連携協働などその特徴を生かしながら、地域の防災リーダーとして活躍しています。
館林地区消防組合管内(館林市・板倉町・明和町・千代田町・邑楽町)において、各市・町ごとにクラブ員の皆さんが活動されています。
主な事業は次のとおりです。
●防災訓練や秋季点検、消防出初式への参加
●春季・秋季火災予防運動への協力
●住宅用火災警報器設置啓発活動
●火災予防街頭広報活動の実施
●防災講習会への参加
●視察研修の実施
●自主防災組織との連携
●その他指導者育成研修会への参加等
各地区の名称及び組織は次のとおりです。
〇館林市女性防火クラブ連合会 39クラブ
〇板倉町女性防火クラブ連合会 15クラブ
〇明和町女性消防隊 16隊
〇千代田町女性消防協力会 17区
〇邑楽町女性消防隊 34隊
私たちと一緒に活動してみませんか?
女性防火クラブに興味のある方は、お気軽に下記の問合せ先にお電話ください。
この記事に関するお問い合わせ先
館林市女性防火クラブ連合会 事務局 館林消防署 電話番号:0276-72-8369
板倉町女性防火クラブ連合会 事務局 板倉消防署 電話番号:0276-82-1138
明和町女性消防隊 事務局 明和消防署 電話番号:0276-84-3131
千代田町女性消防協力会 事務局 千代田消防署 電話番号:0276-86-3202
邑楽町女性消防隊 事務局 邑楽消防署 電話番号:0276-88-5551
館林地区防火安全協会とは
館林地区防火安全協会は、館林地区危険物安全協会と館林地区防火対象物連絡協議会が合併し、平成29年4月に設立された組織です。「安全で安心なまちづくり、災害のない地域づくり」を使命に、会員事業所が地域全体の防火意識の高揚を図るとともに災害予防に努めることを目的としています。
館林地区消防組合管内(館林市・板倉町・明和町・千代田町・邑楽町)において、各市・町ごとに会員事業所の皆さんが活動されています。
主な事業は次のとおりです。
●会計監査(4月)
●役員会議(5月)
●会員等の表彰(5月)
●総代会(5月)
●危険物取扱者試験に伴う準備講習会(5月・10月)
●視察研修の実施(7月)
●各地区総合防災訓練の参加(8月・9月)
●保安管理研修会(11月)
●正副会長会議(12月・3月)
●新年会(1月)
●事業所対抗通報消火競技大会(3月)
各地区の会員事業所数は次のとおりです。(令和5年9月1日現在)
〇館林市 268事業所
〇板倉町 55事業所
〇明和町 58事業所
〇千代田町 68事業所
〇邑楽町 109事業所
この記事に関するお問い合わせ先
予防課 保安係
館林市上赤生田町4050-1
電話番号:0276-72-8364